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2002年Custom Shop

Retro 50とAD 50アンプは、フロントパネルに「Custom Shop」を初めて採用した。

レトロ50

Ade Emsley – テクニカルディレクター

2001年はAD140の年でしたが、多くの方から「Custom Shop30Wと50Wのアンプを作れないか」というご相談をいただきました。 Custom Shopレトロ50を開発しました。 これは、オリジナルのPics Onlyにとてもよく似ている音でした。 コンチェルティーナ・フェイズ・スプリッターを搭載していますが、ボリュームの後にEQを搭載しているので、30WのA級から50WのAB級に切り替えても安定しており、非常に信頼性の高い製品でした。 50Wのパッケージでありながら、Pics Onlyのベストアンプをすべて組み合わせたようなサウンドを実現するために設計しました。 A級とAB級の違いは、A級は動作温度が高くなりがちですが、豊かな音色が得られ、ギター用語でいうところの「耳ざわり」が少なく、少し寛容な演奏が楽しめるという点です。 AB級はよりクリーンなヘッドルームを持ち、クリーンなサウンドに適しています。

レトロ50配線

レトロ50フロント

 

AD50

レトロ50がPics Onlyのベストデザインを組み合わせたものであったのに対し、AD50はADの全モデルを組み合わせたデザインとなっています。 Retro 50とAD 50という2種類のハンドワイヤードアンプを用意し、それぞれ異なる音の特徴を持たせることで、お客様に音の選択肢を提供しようというものです。 AD 50は、もう少しゲインに余裕があり、クリーンなヘッドルームも確保されています。 コスメティック的には、どちらもグラフィックを復活させました。 また、ベースアンプMk 3にも使用しました。 両機種とも2×12コンボを限定生産しました。

AD50フロントパネル

 

デイモン・ウォーラー(Damon Waller) – 元MD

このペアをコンボとして発売した直後、TravisのAndy DunlopはAD30 Custom ShopRetro 50とAD 50アンプをそれぞれ1台ずつ使用するようになったのです。